カナダに来て、Iと私とボクと俺について考えさせられた瞬間。
ワーホリでカナダに来て、韓国人を意味もなく嫌っていた自分と決別しました。
カナダにワーキングホリデーで来ている韓国人は、優しい人が多いです。
同僚の日本人も日本に来る韓国人は嫌いだったと言っていました。
でも、カナダにいる韓国人とは同じアジア圏ということもあり、仲良くしています。
一緒にごはんを食べたり、飲み会をしたり。
ちなみに、韓国では高校で、日本語か中国語どちらかの勉強をするらしく、日本語が上手いです。
ボクが知っている韓国語なんて、アンニョンハセヨ、カムサハムニダくらいなものです。
なんだか申し訳ない気持ちになります。
そんな韓国人の女性に先日ふと質問されたので、ボクは一人称について考えることとなりました。
なんで日本人は私、ボク、俺を使い分けるの?
確かに、英語だと、老若男女問わず一人称は”I”です。
そして、基本的に苗字ではなく、名前を呼ぶし、呼び捨てです。
先輩だろうが、ボスだろうが、関係なく、呼び捨てです。
日本では、女性の一人称は、私、うちがポピュラーではないかと思います。
男性の一人称は、ボク、俺というのが一般的。
また、女性は○○さん、男性は○○くん、と呼ばれることが多いですよね。
つまりは
確実に男女の区別をおこなっているということ
そんな当たり前のことに今更ながら気づいてしまいました。
今でこそ少しずつ男性と女性の待遇は同じになってきたように思えます。
でも、日本は古く昔から、男性のありかた、女性のありかた、が明確でした。
今でも、男性と女性の立場というものを大きく分けて考える人が多いのも事実。
男性は外に出て、会社で朝から晩まで働き続ける。
女性は、結婚したら家庭に入り、子どもを産み、家庭を守る。
一人称の違いというのは、性別の違いを顕著にして、差別化を図っているのかなとボクは考えます。
だからこそ、そのどちらにも当てはまらないLGBTQsという存在を否定し続けるのかな、なんてね。
それは少し話が飛躍しすぎかもしれませんね。
というか、セクシャルマイノリティに関しては、もっと根深い何かがありそう。
それから、少し違和感を感じるのは、私という一人称。
主に女性が使う一人称ですが、男女問わず目上の方と話すときは”私”という一人称を使いますよね?
考えすぎなのかもしれませんが、男性に対して、女性が常にへりくだっているのかなと。
私という一人称が、謙譲語と同じ意味合いで使われているのだとしたら、不思議な話なんですよね。
なぜ女性は、へりくだらないといけないのか?
それは男尊女卑の考え方から来てるのかもしれませんねー。
そして、それとは裏腹に目上の方に対して、○○さんという表現をしますよね。
で、基本的に女性への敬称は○○さん。
男性は特に学生さんなんかは○○くん、と呼ばれることが多いと思います。
たまに、会社なんかだと女性も○○くんって呼ばれることありますけど、珍しいですよね。
日本で、日本語だけ使っていると何も気づかなかったかもしれないな。
海外に来て、海外の方に指摘されて、初めて「なんでだろ?」って考えること増えそうだなぁ。
これからも何か気づいたことがあれば、更新していきます。