イギリスと日本は似ているというと、なぜ在英日本人は否定するんだろうか。
最近、イギリスではヘンリー王子とメーガン妃のロイヤル脱退が話題になってますね。
ボクの周りにはイギリス人がいないので、あまり話題にはなっていません。
というか、飲食店で働いている日本人と話すような内容じゃないですよね。
もし何か思っていたところで、期限のあるビザを持つボクたちには話す意味もないし。
どうせボクたちは期限が来れば、イギリスを出ていかなくてはいけないのだから。
それを考えると、大企業で働いている駐在員の方々も3年くらいで帰国するので、さほど変わらないのか。。。
ボクたちワーホリ勢のほうが下手すると、日本人以外と関わる機会は多いかもしれないですね。
以前、働いていた仕事で、駐在員の方と関わることがありましたが、日本人同士で仲良くしてるイメージが強かったので。
まぁワーホリしてる人も、日本人同士で仲良くする人も多いですけどね。
だから、イギリス人と日本人の似ている部分に、あまり気づかないのかな。
ボクもあまり他人と関わるタイプではないですが、街を歩いてるとひしひしと感じることがあります。
ロイヤルの存在
どこの国にも大統領、首相という存在はいます。
政治のトップをつかさどる立場の人たちが。
でも、イギリスのエリザベス女王、日本の徳仁(なるひと)天皇という存在がいる国はあまりない。
冒頭に書いたメーガン妃の問題も、アメリカにはロイヤルが存在しないから、分かりにくい。
でも、日本人なら容易に想像できる問題ですよね。
天皇家の人が”日本のため”ではなく、他国のために”日本人の税金”を使って、遊ぶということ。
そんな身勝手なこと許されるかっていうと、許されない。
メーガン妃が黒人だの何だの関係ない。
まぁ日本は人種差別も強いので、天皇家に他国の血を入れることも嫌うでしょうけど。
本音を言わない
最近では、日本人も面と向かって、他人を批判するようになりましたね。
ストレス社会の弊害かもしれません。
とはいえ分かりやすいのは京都の文化。
絶対に本音を口にせず、嫌味の裏に本音を隠した建前を話し続ける。
一言でいえば、嘘つきでしかないんですが。
イギリス人も「なんで、こんなことしたんだ」なんて面と向かって、怒りません。
もし、面と向かって、文句を言ってる人をロンドンで見かけたとしても、それはイギリス人ではないはず。
同じ白人でも、ヨーロッパ諸国か、はたまたアメリカ出身の方でしょう。
ボクはカナダでも、イギリスでも、イギリス人と働く機会がありましたが、彼らは本音は言いません。
ボクが日本人で、英語が理解できないバカだと思われてるからかもしれませんが。
日本人でも、頭が良ければよいほど本音なんて、感情なんて、容易に表に出しませんよね。
そういうことです。
他人を気遣う気持ち
これはイギリスに限ったことではないですが、イギリスではドアを開けてくれる人が多い。
ぶつかりそうになったら、よける人が多い。
何か言わなくても、自分が邪魔なのかもと思って、よけてくれる人が多い。
日本人と同じ感覚ですよね。
これで少し厄介なのが、たまに「よけたのに、なんで感謝しないんだ」という視線。
これは日本でもよく感じたことがあります。
「こっちはよけたんだから、会釈するなり、何か反応があってもいいだろう」
そんな視線を感じることがあります。
そういう時は大体こちらがよけようとしたのに、邪魔をしてる時が多いんですが。
唯一、日本と違うのはドアを開けたり、何かしてあげたら「Thank you」と返ってくること。
日本だと、後ろからくる連れのために開けたドアに割り込んだ老婦人数名が、さも当然のような顔しますからね。
ありゃ大切にされないわけだ。
イギリスと日本は似ている。
違う部分も多いですけど、まぁ似ている部分も少なからずあるわけで。