同僚のおかげで、いつも自分の嫌なところに気づけて助かっている。
今日はなんだか喪失感と、焦燥感を感じて、なんだか気持ち悪い心境です。
日本を飛び出したからって、そこは変わらないのよね。
結局、まだ根本を変えるまでの勇気は持ってないのだから。
最近、カナダの片田舎には本格的に冬がやってきています。
今日の最高気温マイナス5℃らしいですから。
夜中はマイナス10℃を下回る予定です。
ということで、今までなぜか秋服でしのいでたのですが、衣替えしました。
と言っても、スーツケースから冬服を出して、秋服を入れただけですが。
それでも日本(広島)の冬の装いよりも薄着です。
急いで、冬用のジャケットとブーツを買わなくては。。。
昨日は日本人の同僚と休みがあったので、急きょハイキングに行くことにしました。
片田舎なので、山に囲まれているのですが、近くに綺麗な湖があって、何度か足を運んでいます。
同僚はまだ行ったことがなかったので、一緒に行ってみることにしました。
ちなみに、湖までは3.5kmくらいなのですが、長い階段と急な坂道(山道)を通るので、1時間半くらいかかります。
これは湖の手前にある貯水池です。
この池の下方にはダムがあります。
ここの水をボクたちは普段、使っているんだなと思うと、感慨深いです。
それにしても生憎の天気で、とてつもなく寒かった。
目的の湖に行くためのトレイルの入り口。
ここから30分から40分ほど掛かります。
ボクたちは日本人ですが、カナダにいるので、ほとんどの会話は英語です。
まぁ甘えがあるので、どうにか伝わっているレベルで、大したことはないんですが。
ボクは筋肉質で体力のある方で、山登りをしても、あまり息は上がりません。
一方の彼女は、あまり筋肉もないし、体力はボクよりは全然ありません。
それなので、山道を歩きながら、話すのはもっぱらボクで、彼女は少しだけ答えてくれる感じでした。
山道を進んでいたので、中学時代の修学旅行で鳥取の大山に登山したときの話をしました。
あのときもボクはほとんど疲れなくて、クラスメイトや友人から嫌そうな顔をされたなと。
途中でバテて休んでいる子に声をかけたら、暴言を吐かれたことを思い出しました。
そんな話をしていたら、彼女に「なんでいつも楽しいことを思い出さないの?」と聞かれました。
人間は普通、楽しい思い出のほうが頭に残りやすいそうですが、ボクは嫌なことばかり覚えている。
誰かを傷つけたとか、誰かに心にもない言葉をかけられたとか。
何をするときも、きっと楽しもうという気持ちが足りないんだな。
このブログだって、楽しいことじゃなくて、自分の嫌なことに気づけたって書いてるんだもの。
考え方を変えていこう……変わりたいんだもの、カナダで。
それから、英語を話すときにボクが気づいてなかったところも指摘してくれました。
実際には、指摘されたわけじゃなかったんだけど、ボクは自分のそういうところが嫌だったから。
ボクは誰かに何かされたり、冗談を言われたとき「What?」「Why?」という癖があるらしい。
彼女は、そういうボクの反応を面白いとか、みんな可愛いと思っていると言ってくれた。
でも、それは咄嗟に続きの言葉が出ないからで、英語が身についてない証拠だと思う。
まるで、子どもが大人の言葉や行動に「何?」「なんで?」と言うのと一緒だ。
「何がそんなに面白いの?」「なんで、そんなことをするの?」って言えるようになりたい。
サラッと英文が出てくるように頭の中にたくさん言葉を詰め込みたい。
いっそ日本語の難しい言葉なんて、消え去ってもいいから。
難しい言い回しなんて、出来なくていいから、英語を話せるようになりたい。
山の上なので、天気が変わりやすくて、途中で雨が降ってきたり、雪に変わったり。
なんだか誘ったことを申し訳なく思ったけど、彼女と一緒に行けてよかったと思う。
また天気がいいときに、彼女と行く約束をして、別れた。
そんな楽しいはずの次の日に、喪失感と焦燥感を感じてしまうのは何故だろう。
深刻に考えすぎる癖のせいだろうか。
真面目ではないと思っていたけど、たぶん真面目なのだ。
普段はとてつもなく ふざけているけど、根は真面目すぎるほどに真面目だから。。。