自転車に乗って、25km離れたバンフまで一人で行く三十路はバカでしょうか?
すっかり写真整理をするのを忘れるくらいに疲れていた、この1ヶ月。
職場が新体制になり、マネージャーが長期休暇をとっていた1ヶ月。
そして、嫌気がさしたボクは仕事を辞めることを決意した。
そんなこととも知らず、楽しく自転車で2時間半かけて、キャンモアからバンフに行っていたボク。
10月初旬の写真です。
現在は氷点下の世界で、雪に覆われた銀世界と化しています。
曇りだけど、まだ雪は山の高い部分を覆うだけの存在だったとき。
キャンモアの町に別れを告げ、ボクは自転車でバンフへと向かいました。
空が広すぎて、雲が少し怖いような気もする、カナダの風景。
写真では分かりづらいかもしれませんが、元々土の塊だったのか、それが侵食されて、不思議な形になっている場所。
そんでもって、天気にも恵まれて、綺麗な飛行機雲も見える幸先のいいスタート。
きっと、ここがCANMOREの入り口。
どう写真を撮っても、空と雲と山が主役になってしまうCANMOREの風景。
なんとなく数年前に行った立山連峰を思い出す風景。
まだまだ紅葉も始まったばかりのサイクリング日和の日でした。
ここからがバンフ。
英語と、フランス語が公用語であるカナダでは至るところで、英語とフランス語の表記があります。
左側の絵はビーバーで、カナダの有名なRootsというブランドのモチーフにもなっています。
しかし、こちらに来て、一度もビーバーを見たことがありません。
どこにいるんだろう?
少しだけ顔をのぞかせた青空と、綺麗な山。
ちなみに、写真を撮った場所の手前が急な坂になっていて、自転車を押したのもいい思い出。
しかも、ちょうど小学生のサイクリンググループに出会って、すれ違うのに申し訳ない気持ちにもなりました。
真ん中の山がどうしても富士山に見えてしまう不思議。
写真じゃ感動は伝わりにくいかもしれませんが、眼前にこの景色が広がった瞬間に、自転車で来てよかったと思いました。
車だと、バンフまで30分くらいで行けるけど、この景色も一瞬で過ぎ去ってしまうから。
(ボクは車に乗らないので、誰かに連れて行ってもらうしかないですし……)
ちょうど中間地点に休憩できる場所があって、まだ中間地点か……と思いながら休んだ三十路。
でも、ここからの景色も綺麗で癒されました。
カップル席っぽい赤い椅子もあって、なぜか鳥が止まっていました。
このあたりによくいる鳥なのかな?
見かけたことないけど。。。
見渡す限り山ばかり。
綺麗な風景を見ながら、必死に自転車に乗り続けるというのも楽しい過ごし方。
しかも、自転車は借り物。
後半ともなると、いつバンフに着くのか、楽しいよりも疲れがひどくて、少しだけ後悔し始めています。
自転車道は、ハイウェイの真横を通るので、結構うるさいです。
ちなみに、カナダのハイウェイにはなぜか街灯がないので、夜めちゃくちゃ怖いです。
自分の車のヘッドライト頼り。
しかも、みんな平気で120km以上出してるので、マジで怖い。
どうにか無事に到着したときには、すでにヘトヘトだった三十路。
もっと体力つけないといけないなーと痛感した25kmのロングランでした。
バンフに何の目的で行ったかは次の記事で明らかになるかもしれません。
ちなみに、ライトの類を持ち合わせていなかったので、帰り道に日が落ちてしまって、めちゃくちゃ怖い思いをしました。