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田舎の長男ってのは、何かを常に背負わされてる。

投稿者: mameblack 投稿日:


ボクも田舎の長男的なポジションなので

何かを背負わされてる感覚が幼い頃からあります。

まぁこのご時世だと

田舎も都会も関係ないかもしれませんけどね。

田舎の長男の嫁になるというのは

いまだに女性からは避けられる条件なんですよね。

 

 

ボクの父の実家は岡山の山奥なので

本家だの分家だの、長男は神で、女は卑下される。

そんな時代錯誤な状態がまだ続いています。

 

 

 

 

だから、この作品を読んでいると、長男の昭さんの気持ちが分かる気がする。

 

 

ボクは幼い頃、田舎で過ごすこともあったので

東京生まれ東京育ちの、こよりさんが栗が木から落ちてくることも

 

栗をどうやってイガの中から出すかも知らないってのは驚きでした。

 

 

まぁ知っていたところで、役に立つことも多くはないと思いますが。

 

 

東京を飛び出して、流れされたとはいい、島根に住むことを決意した、こよりさん

早く自立したいともがきながらも、みんなの意見を聞いて、高校進学を決めた実くん

なかなか言い出せなかった進路のことを昭さんに告げた梢ちゃん

皆が自立していく中で、長男としての務めを果たして、少し寂しい昭さん

 

 

この本を読んでいると、どれだけ田舎のコミュニティが狭いのか

どこぞやの誰々さんとこの何とかくんを家族全員が分かる狭さ

それゆえに、結束力が高く、なかなか受け入れてもらえない状況と

結婚して、子どもを産むことが正義とされる雰囲気。

 

 

田舎の暮らしにくさを客観的に伝えられている気がします。

 

 

ちなみに、都会では考えられませんが

ボクの父の実家では、夜の8時になると毎日

町内の小さなニュースと、明日のイベントごと等を流す放送が流れます。

たまに、訃報も流れて、「顔出さにゃいけんなぁ」となることもあります。

 

 

田舎あるあるですかね……。

都会だと誰も気にしてくれないけれど

田舎に行くと、だれkが気にかけてくれる

そういうのは田舎のいいところだと思います。

 

 

ボクはあんまり会うことはないですが

集まりごとがあると、顔を出さないといけないので(跡取り枠なので)

「結婚せんのか?」「仕事はどうなんか?」とよく聞かれます。

 

めんどくさいけど、まぁ聞かれてるうちが花なのか?

 

 


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