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彼女は全て悟ったように「愛してるわ」と言った。

投稿者: mameblack 投稿日:


先日、夕方から出かけたんですが

ニートのくせに珍しく電車に乗りまして

 

ニートのくせに偉そうだ

 

ごもっともです。

普段は片道10キロくらいまでは自転車移動ですので、ご容赦ください。

(ニートらしからぬ体力かもしれないw)

 

 

その電車の中で、この本をちょうど読み終わって

展開の衝撃が強すぎて、本を持ったまま、視線が空を泳ぎました。

それから、最後の展開だけ数回読み直して、頭の整理が出来なくなり

もう少しで、本を取り落としそうになったので

どうにか本をしまって、次の本を取り出しました。

 

 

1巻(直木賞作家の描く、青春ホラー小説を読んでみやがれ!)も衝撃のラストでしたが

1巻のラストからどうにか立ち直りかけたのに、2巻のラストが衝撃的すぎて

胸がキュッと、むしろ胃のあたりがキュッと締め付けられました。

 

 

1巻では、美少女で謎めいた同級生二人組に誘われた女子高生、鞠子視点でしたが

2巻では、その美少女の片割れである芳野という女子高生の視点で送られるお話。

 

 

全体的に、ちょっとガールズラブ要素があるのかと思うストーリーでドキドキ(笑)

(プラトニックで、淡くて綺麗なガールズラブが好きな変態オジサンですのでw)

 

傷ついた鞠子は美しい。

あたしたちは、彼女を愛しているから ここに呼んだのに。

少女というのは無残なものだ。

だけど、時折、本物の少女がいる。

正しい少女、奇跡的なバランスを保った少女。

 

これが女子高生の心境である。

鞠子、どんだけ綺麗で純粋な子なんだ( ゚Д゚)

 

ちなみに、1巻は第一部ハルジョオンでしたが

2巻は第二部ケンタウロスという想像上の怖い動物がタイトル。

 

 

ケンタウロスとは、いったい何を示すのか。

 

 

そして、美少女の片割れ香澄(カズコ)のお母さんが殺された事件

香澄の親戚である暁臣のお姉さん宵子が殺された事件

真相が、少しずつ、分かりかけてくる……

 

 

あたしたちは仲良しじゃない。

あたしたちは離れられないのだ。

 

あたしは、手錠を嵌めてしまった相手が香澄でよかったと思っているのだから。

 

伏線が張り巡らされているというのに

どこまで読んでいったら、この伏線を回収させてくれるんだろう。

 

 

ボクの頭はずっと混乱の中にいて、一気に読みたいけれど

読んだら、すべて壊れてしまいそうで、何かが壊れてしまいそうで

とてつもなく怖いのだ。

 

 

 

「愛してる」と言った彼女は、もう、ここに戻っては来ないのだ。

 

 


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