年上の方のエッセイを見ると、勇気をもらえるような年頃です。
数カ月後には、30歳になります。
30歳になる直前に、ワーキングホリデーに行く予定なのですが
6月後半が誕生日なので、6月前半出発で考えていて
それなのに全然、準備をしていなくて
海外に行けば、人生劇的に変わるような気だけしている。
そんなわけもないのに。
着実に歩き続けた結果が、目の前にあるボクの人生で
時間だけが進む中で、座り込んでいるボクの未来の先に
何かしらの変化があるとはボクはあると思えない。
でも、こうやって何かを発信し続けていれば
いつか何か報われそうな気持ちにだけなっている。
それは過信なのか、無駄な時間なのか、今は分からないけれど。
時代は違えど、少し前を歩いている人の話を聞くと、なんだか安心する。
その人と、ボクは全然違う人間だけど
それでも、物書きという肩書の方、俳優さん、声優さん等
有名人と呼ばれる方でも、完璧な人間などいなくて
この部分は自分と似ているなんて共感しているのだ。
特に、益田ミリさんは丁寧な文章を書いていらっしゃる方なので
読んでいて、とても安心する。
表紙絵からして、なんだか親近感を感じてしまう。
ボクは東京オリンピックの年に、33歳という何だか中途半端なゾロ目を迎える。
(確か本厄か後厄か、どっちかの年だったような気がする……)
女性の厄というのは、大学受験の年(数えで、19歳の年)に来て
当時、不公平だ―! なんて意味不明なことを言っていたけど
それから、気づけば10年以上が経っていて
だから、東京オリンピックなんて、あっという間に来ちゃうんじゃないかな。
このエッセイの中には、ボクが益田ミリさんの作品の中でも一番好きな『週末、森で』
という森の中で生活する女性のマンガを描いていた時のことが記されていて
ひとりでのんびり生きれば、もう疲れたりしないだろう。
そういう生き方もいいのかもしれない。
という一節があって、これは今ボクの頭の中を代弁してくださってるようで
それでも、『週末、森で』の主人公のように、少ない友人と関わることも
ボクは忘れたくないのかもしれないなと、なんとなく感じた。
それと、描き始めると、登場人物が自分が考えているのと違う方向に
独り歩きしていくというのが、本当にあるんだなーと感心した。
ボクも時間があれば、小説を読むような昭和生まれなんですが
この本の中で紹介されていた本で読んだことのない本も
興味を持ったので、サクサク読んでいくぜ(`・ω・´)