失恋女子の特効薬に。小川糸さんの泣ける2作品と、おまけ。
ここ2週間ほどで
マンガを含め20冊近い本を読んだので
感想文をひたすら書くという自己満足期間ですが
正直、良作も多いので
もうすぐ夏休みが終わる高校生や
まだ一か月以上も夏休みをエンジョイする大学生に
本を読んでもらえたらなーなんて思いながら
もちろん大人にも読んでほしいですし
今回ご紹介する本はアラサー世代向きかな?
という部分もあるので
言わずと知れた人気作品だとは思いますが
知ったかぶって、紹介します(/・ω・)/
まずは小川糸さんのデビュー作である『食堂かたつむり』
柴咲コウさん主演で映像化もされているので
映像の方をご覧になった方は多いのかなーと思いますが
映像を見てから、原作を読むというのも
結構、面白いかなと思います。
はい。
ちょっとネタバレになりますが
小川糸さんの作品は美味しい料理が出てくるので
書籍で文字を追うことで、想像するほうが
実際に映像を見るより、美味しそうな気が……
失礼かもしれませんが。
装丁もオシャレなので、かなり好きな本だったりする。
最近は電子書籍も流行っていて
僕自身KindleをPCに入れているので
気に入った作品をパッとKindleで買うこともあるけど
CDのジャケ買いのように
本の表紙買い、装丁買いというのもいいじゃないかと
個人的には思ってます。
それはさておき、『食堂かたつむり』は
同棲していた恋人にすべてを持ち去られ、恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、倫子はさらに声をも失う。
山あいのふるさとに戻った倫子は、小さな食堂を始める。それは、一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない食堂だった。
という作品で、失恋からドンドン立ち直っていく話なのです。
これを読むと、田舎暮らしっていいな、って思う。
元々都会よりも田舎というか
自然の多い場所で、ひっそりと生きていたいので。
まぁ失恋経験はないんですが!
ちょっと泣けるし、ごはん美味しそうだし、人が温かいし。
屠畜するし、おかん死ぬし。
……超ネタバレしましたが、そういう作品です。
それと同時期に書かれた日記をもとにした日記エッセイ
これを読むと、小川糸さんの人柄も分かって、面白い。
小川糸さんが小説にかける想いや読者に対しての想い
それから、料理が好きなこと、食べるのが好きなこと
読んだ本のこと……
ペンギンとは何者なのか?
読み進めるうちに、分かると思います(笑)
そして、このエッセイの中で
仕事で石垣島に行くというお話がのっていて
そのお仕事というのが、きっとこの作品。
こちらも、仲里依紗さん主演で映像化されたので
こちらをご覧になってる方が多いかも?
辛い出生の秘密を抱えるまりあは、ある日突然失踪した夫を探して、南の島をおとずれる。
島の助産院の先生から予期せぬ妊娠を告げられて―。
すべての命に贈る、誕生と再生の物語。「今ここにいる」ことの奇跡を力強く描き出す感動長編。
またも愛する人が失踪するという、悲劇からの始まり。
男、失踪しすぎじゃない?
そんなに失踪するの?
誰も信じられない(´・ω・`)
この間も書いたけど、ほんと石垣島に行きたい!
というか、行きます!
夏は台風がヤバそうなので
シーズンオフの安いときに行きます。
失恋したときには、この2冊と小川糸さんの日記エッセイで
現実逃避してください。
ボクは失恋したことないけど、むしろ恋すらしたことないという
天然記念物に近いレベルのアラサーだけど
小川糸さんの作品は泣けて、あったかい作品です。
オススメです。
超オススメです!