仕事に疲れたら、心がすさんだら、カナダの綺麗な景色を見て、穏やかな気持ちになってほしい。
みなさんお疲れ様です。
待ちに待った週末も、既に土曜日が終わろうとしています。
もちろん週末がお休みの方ばかりではないと思います。
ボクもハウスキーパーをしているので、週末は忙しいです。
それに加えて、今週の月曜日から同僚が2人ほど1週間の休暇を取っていて、人手不足。
そのため、先週の火曜日に休んだっきり毎日、働き詰めです。
カナダは日本と違って、残業がほとんどないのが、せめてもの救いですが、みんな疲れています。
そんな中、なぜか疲れないので、仕事終わりに散歩に行ったり、ジムに通っていたりしている変人がボクです。
夜は今までサボっていたブログを書いて、毎日4~6時間睡眠で、適度に働いています。
ということで、写真も少し前に撮ったものばかりになります。
まだボクの住むキャンモアに、夏という季節が存在していた頃の話。
ただただ川沿いを歩くという、日本人からすると”無駄”としか言われないような行動に出ています。
カナダでは、ただ散歩をするというのも余暇の過ごし方で、夕方には多くの方とすれ違います。
日本と違って、乾燥しているので、カラッとしていて、とても過ごしやすいです。
特に、川沿いは風が冷たいので、気温が少し高くても、Tシャツ一枚だと身震いしてしまうほどの涼しさ。
キャンモアは、日中30度ほどだったとしても、夜には10度を下回ることが珍しくない場所なので、上着は必須。
完全な無音の世界で、たまに川沿いで楽器の練習をしている音が聞こえて、心がさらに穏やかになります。
日本の川沿いで楽器の練習してたら、確実に文句を言われそうですよね。
川と、山と、緑と、ボク
暗くなるにつれ、だんだんと人影もまばらになるので、ボク1人だけ大自然に囲まれている錯覚に陥ります。
物寂しさを感じることもありますが、考え事をしたり、ぼーっとしたりするには最適の場所です。
もう1ヶ月もいるので、慣れちゃってますが、この景色を見ていると心が洗われる気持ちです。
今にもクマが出てきそうな雰囲気。
実際、このあたりにもブラックベアやグリズリーが出ることもあるそうです。
突然クマに出会ったら、どうすればいいんだっけ? なんて悠長なことを考えながら、散歩しています。
とぼとぼと歩いていると、数名の人だかりが。。。
何事かと思い、少しだけのぞいてみると、立派な角を持ったムース(ヘラジカ)が民家の庭先で、草を食べていました。
もし、民家から誰か出てきたら、どうなるんだろう?
にしても、草を食べるのに必死なのか、とてつもなくシャイなのか分からないけど、顔を見せてくれないムースさんです。
キャンモアの山は岩肌があらわになっている山が多いです。
たまに、標高が低いところは森で、標高が高いところは岩肌という山もあります。
先輩曰く冬に寒くなりすぎるから、砂や土の山は存在しないそうです。
日が落ちると、街灯もあまりないので、静寂と暗闇の世界になってしまいます。
このサンセットから、だんだん暗くなっていく時間が好きです。
夏だと、21時くらいまで明るいので、時間の感覚がおかしくなってしまいます。
逆に、冬は16時くらいに暗くなってしまうらしく、同僚は憂鬱だなと言っていました。
でも、早い時間に暗くなるということは、早い時間から星が綺麗に見えるはずなので、楽しみで仕方ないです。
そして、やることがないので、同僚とお酒を飲むか、ブログを更新するかになるんだろうなぁ(笑)
夕暮れの山って、なんか物悲しいけど、綺麗で、ボクは好きです。
毎日、なんで働いているのか分からない状況で、なんとなく働いています。
せっかくのワーキングホリデーの機会なのに、ただ毎日、働いてバカみたいだなと感じることも多々あります。
それでも、仕事以外の時間を、ボクはボクのために使えているので、日本にいたときよりも幸せです。
お店は、ほとんど20時には閉まってしまうし(スーパーが23時まで開いているのは、助かります)
便利とはかけ離れた環境ですが、喧騒に疲れている人には、ここが安心できる場所になると思います。
仕事を休んで、カナダに来たらいいのに……なんて軽々しくは言えないけれど
バンクーバーなら、日本から直通で10時間。
キャンモアまでは、国内線乗り換え&バスで、バンクーバーから2時間ほどで来れるはずです。
(ボクはバスを利用したので、バンクーバーから14時間ほど掛かりました、でも安いです)
これからの時期このあたりでも運が良ければ、オーロラを見ることもできるし
ワーホリで、バンクーバーやトロントという大都会に滞在するのもいいかもしれませんが、せっかくなら田舎に。
田舎だからか、人の優しさがとても心にしみる場所です。
写真整理をして、幸せな気持ちになったので、明日もどうにか仕事が頑張れそうです。