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一緒にいたい人と、一緒にいないという選択肢

投稿者: mameblack 投稿日:


昨年、一気に読み終わった『青い花

2つの女子校を舞台にしたガールズ作品なのですが

高校生活3年間毎年、演劇祭が開かれるのですが

その演劇祭の演目の小説を読んでみたいなと

そんなことを思って、まずは主人公たちが1年生のときに

高等部で演じられた演目を選びました。

 

一世紀半にわたって世界の女性を虜にした恋愛小説

 

という王道系恋愛小説だそうです。

 

あんまり恋愛ものを読んだことがないので、新鮮な気持ちで読んだけど

現代の王道恋愛ものとは全然、違って……正直、怖かった。

 

文庫で700ページ近い超大作。

真剣に読むと、時間が掛かるかもしれませんが

読めば読むほどストーリーに惹きこまれていて

いつの間にか読み終わっていました。

※個人差があります(笑)

 

 

主人公のヒースクリフとキャサリンが好きあってるのに

身分の違いで、離れ離れになる話なんですよ。

 

人間の魂がなにで出来ていようと

ヒースクリフとわたしの魂はおなじもの。

 

二人は運命の相手だと、お互いに想っていたのに……

 

ヒースクリフと結婚したら、ふたりして物乞いになるしかないのよ。

でも、リントンと結婚すれば、ヒースクリフの後ろ盾になってあげれるし、

兄さんの云うなりにさせずにすむ

 

そんなキャサリンの言葉で、ヒースクリフは裏切られたと思い、姿を消してしまう。

 

 

 

ヒースクリフが可哀想で、仕方ない。

でも、キャサリンも彼が好きで仕方ないのに

こんな悲恋があっていいんだろうか。

どこまで時間を戻せたら、二人は一緒にいられたんだろう。

 

 

人気の恋愛小説だから、ハッピーエンドだと思ったのに

何も幸せじゃなくて、みんな不幸になってしまう話で

なんで、こうなったんだ( ゚Д゚)

 

ある意味、美しい愛情の話。

 

 

そして、これからボクたちが生きていくうえで

こんな恋愛をしないように教えてくれてるんじゃないかな。

今はもう身分違いの恋だとか、そんな話はないけれど

大切な人と向き合えるように。

 

そんな場所から一番離れた場所にいるボクが

愛とか恋とか語っていいのか分からないけど。

哀しい恋愛もあって、その痛みを知るために

ヒースクリフとキャサリンは存在するのかな?

 

 


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