たとえばキミと心の中だけで話すことができたとしたら……。
ネコは長生きすると、猫又になるんだそうです。
ボクの隣の家に、猫がいますが
彼はボクが物心ついたときから、ずっと生きています。
最近は室内飼いになったみたいですが
たぶん生きているので、きっと彼は猫又でしょう。
ネコは不思議な生き物で、何にも興味がないようで
何もかも知っているような顔で、素知らぬ顔でそこにいる。
ボクはウサギを飼っているんですが
ウサギというのは、うんともすんとも言わないんですよね。
「ぷぅ」とか「ブゥ」とか鼻を鳴らすことはあっても
感情をあまり表に出さないので、もどかしいときがあります。
だから、表面的な部分なんて、どうでもいいから
心の中で、言葉で繋がれたらいいなって思うときもあるし
人間同士でも、周りの誰にも気づかれないで
可愛い女の子とコミュニケーションとってみたいですよね(笑)
こんなこと言ってますが、超チキンなので、実際は無理です←
そんなことに思いを巡らせてしまったのは
メフィスト賞を受賞した本格ミステリの系譜を継ぐ書き手
という肩書の周木さんの本を読んだからである。
ちなみに、この本、実は表紙に秘密がありまして
さかさまにしてみると、ネコが浮かび上がってくる仕掛けつき。
こういう遊び心も好きです。
相変わらず表紙買いしているので、この本もシリーズ2冊目で
時代背景がよく分からない状態(歴史にも弱いしw)でしたが
明治とか、そんな感じ?
ただ読み始めてから、ストーリーに引きこまれまくりました。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが
せっかくヒントになる小道具が凝っているのに
トリックや謎解きパートが拍子抜けでした。
最後に、主人公がトリックを話すところで、飽きました。
ただ純粋に読み物としては、面白かったので
最後に拍子抜けしてもいい人は(失礼)読んでみてください(笑)