その一言は10年も20年もわたしの未来を照らしてくれる
アラサー読書感想文企画です。
読んだ端から、読書感想文を書く!
こんな本があるよーという紹介も含めて。
気になったら、読んでみてください。
今回は、この作品。
※今回はガールズラブ作品です。お気を付けください。
ついに最終巻です。
表紙は、ふみちゃんと、あーちゃん。
今までスポットライトが当たっていなかった松岡女子三人娘
やっさんの過去から現在にかけての、お話。
決められたことに従ってきた自分を振り返って、後悔する。
最終巻になって、新聞部部長の片思いの話も出てくるし。
山科先生、モテすぎじゃないですか?
女子校って、特殊な雰囲気あるからか。
ボクが女子校に通っていた時も若い先生はモテていた。
バレンタインデーにチョコをもらっていたりした。
(年配の先生は厳しいので、渡すと怒られるというのもあったけど)
前回、ふみちゃんたちは長崎に修学旅行でしたが
お嬢様学校である藤が谷の修学旅行はイギリス!
そこで、留学中の杉本先輩と、川崎先輩に会いに行く
あーちゃん、京子ちゃん、上田さん。
いつの間にか、仲良し3人組になってる。
そこで、杉本先輩に、ふみちゃんと付き合ってることを
告白した、あーちゃんなんですが
なんで付き合い始めたのかを聞かれて
告白されたのなんて生まれてはじめてだったし
ふみちゃんのこと傷つけたくなかった
と答えて、自分が本当に好きなのか分からなくなる。
杉本先輩に、いい加減な気持ちで付き合うなと怒ったのに
自分自身が、それをしているんじゃないかと。
そのせいか帰りの飛行機の中で、腹痛に襲われるし
帰ってすぐに別れ話をするし。
高校入学から始まって、最後は卒業式かと思いきや
最後は、京子ちゃんとコウちゃんの結婚式。
ずっと一緒にいたから気づかなかった
ふみちゃへの想いを
他の女の子の隣で笑っていた、ふみちゃんを見て
嫉妬した自分の気持ちを
ふみちゃんが好き
と伝えることで、遠回りした幼馴染の恋は始まった気がする。
ふみちゃんはすぐ泣くんだから……
この言葉は出会った時からずっと
そして、これからも二人をつないでいる魔法の言葉だと思った。
あー読み切った。
途中ちょっとイラッとすることもあったけど(特に杉本先輩w)
なんだか自分の過去を思い出すキッカケにもなった気がする。
思い出したところで、何だっていう話ではあるけど。
ボクも女子校時代、担任の若い女の先生が好きでした。
彼女のおかげで、苦手だった数学も得意になって、理系に進んだし
ギャル風なクラスメイトにいじられて困っていた彼女に
ボクだけは真面目に座ってるんで、頼ってくださいオーラを出していた。
不真面目なクラスメイトに困ったら、ボクに問題を解かせればいいし
他の生徒に頼めなければ、ボクに頼んでくれればいい。
その思惑は、キチッと伝わって、いい関係を築けたような気がします。
今、彼女と同年代になったボクは
数年前に結婚したらしい彼女に会いに行きたいけど
彼女の期待に応えられてない今の姿を見せるのが
どうしようもなく恥ずかしくて、情けなくて、会いに行けてない。
もう少しだけかっこよくなったら、遊びに行きます。
オシャレなお菓子でも持って、母校にお礼参り(笑)してやる。