そういえば、ボクも小学生のときは探偵になりたかったんだっけ。
ボクが小学生の頃ちょうど『名探偵コナン 』がアニメ化して
そういえば当時は続けて『金田一少年の事件簿 』も放送してて
小学校の図書館に『シャーロック・ホームズ 』シリーズが置かれて
ボクの周りに、探偵という存在が溢れていて
将来の夢に、探偵という選択肢が増えた。
あの時、同じくらいなりたかったのはサッカー選手だったけど
まだ女子サッカーが今ほど有名じゃなくて
「女子はサッカーのプロチームがない」
(むしろJリーグも登場して、そんなに間がなかった頃)
と言われて、綺麗さっぱり諦めたくらいだった。
中学生の途中まで、探偵になりたくて
現実を見据えて、警察官を志したけど、不祥事が立て続けにあって
警察官は弱虫の集まりだと感じたから、ボクは、医者を目指した。
学力が足りなくて、研究者を目指した。
それで、今はここにいる。
何のつながりもない、この場所に。
小学校のとき、探偵ごっこをしたのを思い出した。
あのとき、探偵ごっこは流行っていたように思う。
みんな同じアニメを見ていたから。
今のように、ネットが普及していなかったから。
…アラサーの昔話である。
ここまでくると「昔はよかった」という年寄りと変わらない気がする。
ボクたち大人が「昔はよかった」というのは
子どもの頃に思い描いた夢を捨てて、現実を見ないといけないからだ。
そして、今の社会に居場所がないような気がしているからだ。
だから、「昔はよかった」なんてのは、戯言。
今の若い人(学生さん)が、ただただ羨ましいだけだ。
リアルでの人間関係が、少しだけ薄れたけど、どこかに居場所を得られる社会が。
30歳を目前に、年寄り面しちまいました(´・ω・`)
と、色々と思いだしたり、現在を考えたりしたのは、この本を読んだから。
鮮やかな色合いと、程よい厚さと、可愛らしいタイトルと表紙。
本編は150ページ足らずなので、さらっと読めます。
元々は小学生向けの雑誌で連載されていたので
推理小説、ミステリー小説が好きな方には物足りないかもしれませんが
今、流行りのバーチャルシステムを使った現代的な推理モノ。
冴えない少年が出会った「天国的美少女」の電脳探偵な転校生。
彼女に振り回されながら、目の前で起きる小さな問題や大事件に挑戦する。
小学生らしい淡い恋も進行していくよ( *´艸`)
ボクくらいの年齢になると、小学生って可愛く見えるものですよね。
自分が小学生だったときは、あばれはっちゃくで、ガキ大将で
超問題児で、野生児のいけ好かない子供だったはずなのに
客観的にみると、可愛い存在なんだよなぁ。
ほんとババくさい内容になっちゃいましたが、あの頃を思い出すのにも
最適な探偵小説となってます、オススメです(*’ω’*)