秋の夜長に益田ミリさんの初めての小説集、読みませんか?

投稿者: mameblack 投稿日:


その名も『五年前の忘れ物

 

一体、何を忘れたんでしょうか。

 

表題作の『五年前の忘れ物』は、ちょっと生々しいけれど

でも、読後はスカッとするような話でした。

 

 

ボクはまだ恋愛をしたことがない。

付き合ったことがないわけではないけれど

誰かを驚くほどに好きになったことがない。

 

 

だから、我を忘れるほどの恋愛だとか

いけないと分かっていながら、やめられない不倫だとか

ドキドキしながら、誰かと会うだとか

そういう経験をしたことがない。

 

 

アニメは好きだけれど

アニメのキャラが好きで2次元に恋してるわけでもなく

声優さんが好きだとはいえ

ちゃんと一線を引いていて、そこに恋することもなく

好きな俳優さんはいるけれど、見ているだけで十分。

 

 

モテるわけではないけれど

壊滅的に、モテないわけでもなく

だからと言って、告白されたのは数回で

断るのも悪いと思って、付き合うけれど

特に好きになることもなく

ただ自然に消滅していくのが常だった。

 

 

 

仕事を始めてからは、既婚者に囲まれて

おじさんたちにチヤホヤされて

黙々と仕事をしていただけで

恋も何もない。

 

 

このまま恋愛もせずに、終わるのかもしれない。

 

 

だから、恋愛ものは、共感できなくて、好きじゃない。

 

 

この小説集には、短編が10作入っていて

ほとんどが恋愛、不倫、結婚というボクから

遠い話だったわけだけど。

 

 

 

一つだけ、とても興味を持ったのが『バリケン』という作品で

そいつは、ある日突然やって来た。

そいつは、「そいつ」としか言いようのないふてぶてしい顔をして、

池のほとりに立っていたのだ。

バリケンというのが本当の名前だ。

 

という書き出しで始まるんだけど

バリケン嫌われてるよね、ボクは嫌いじゃないけど。

 

 

 

バリケンというのは鴨みたいな鳥で

頭の部分が、ニワトリのトサカみたいに

赤くて、少しただれたようになっている。

 

バリケン

 

 

この作品では、教師一家に生まれて

教職を目指して、教員免許も撮ったけど

教師にならずに、ふらふらしている女性のお話。

 

境遇は違えど、無職でふらふらしているという共通点で

読み進めていくと、なんとなくホッとする作品でした。

 

 

 

あと、『バタークッキーの紙袋』という作品も

なんとなくスカッとするお話。

ボクも昔、お客様コールセンターみたいなバイトしたけど

あれほど人間として、心が消耗する仕事もないよね。

何も関係ないのに、知らない人に怒鳴られて、怒られて

困ったら、責任者を呼んで、って言われたから

呼んでるのに「自分で対処して」とか言われるのww

 

 

地獄だよね。

2週間くらいで、辞めちゃったよ。

隣の席の人に風邪うつされて

声が出なくなっちゃったんだもん(´・ω・`)

 


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