愚かかもしれませんね。

夢や希望や目標に、手を伸ばし続けるのは。

 

たとえば、手の届くはずのない月に手を伸ばしてみるのは。

アイドルなんてなれないのに、目指してみるのは。

(ボクはアイドルになりたいより、近づきたい志向が強いですが)

 

他人が社会で当たり前だと言われていることをしないと、バカにする。

それが、今の日本人ですもんね。

誰かの言葉のあげ足とって、ここぞとばかりに非難する。

失敗すれば、それ見たことかと嘲笑する。

 

それが、おまえらのやり方か!

 

すみません、ふざけました(´・ω・`)

 

先日、『本日は、お日柄もよく』を読んでから、原田マハさんの作品が読みたくて、探していた。

タイトルに魅かれて、手に取った『小説 星守る犬』という本。

なんだか聞き覚えがあるけれど、文学作品か何かから取ったのかな?

それくらいの感覚で、読み始めた。

 

最初に主人公が、ニュースで

原生林に放置されていた車の中から、身元不明の男性の白骨死体が発見された。

その遺体近くで、同じく白骨化した犬の死体も発見された。

男性の遺体は死後一年以上が経過、犬の死体は死後三ヶ月。

という言葉を見つけた瞬間、ミステリー作品だったのかと気づくが、もう遅い。

 

この一つのニュースのせいで、ボクはこの本から離れられなくなっていた。

そして、この本はミステリーなんかではない。

ミステリー要素は多々垣間見えるけれど、ミステリーではない。

何と表現すればいいか分からないけれど、ボクにとっては泣ける小説だ。

 

ペットとの向き合い方を考え直すキッカケになる本

 

誰しも幼い頃、ペットを飼いたいと、泣きついたことがあると思う。

ボクはある。

正確に書くと、泣きついてまではいないけど。

小学生の頃、エリマキトカゲが飼いたかった。

イグアナでも、カメレオンでも、ヘビでもよかった。

ただ爬虫類を飼いたかった。

結局、飼い始めたのは、妹が大泣きをして、ねだったハムスターだった。

別に悪くはなかったし、今はウサギを飼っている。

 

 

それはさておき、この本では犬を拾ってくる。

子どもは嬉しそうに拾ってくるのに、思春期になると、犬なんて必要なくなる。

子どもだけじゃなくて、最近は大人だって、犬をもらってきたり、買ったり。

それなのに、子犬が成犬になると、必要ないと捨ててしまう。

それでも、犬は遊んでほしいとじゃれつくし、飼い主を愛している。

 

 

ボクたちに感情があるように、動物たちにも感情はある。

人間のように、涙を流すことはできないけれど、悲しい、苦しい感情は持っている。

と、この本を読んで、改めて思いなおして、うちのウサギを見た。

ゲージから出してくれ!と、ボクにアピールしていたけれど、出さない(笑)

 

 

この本は、ペットを飼いたいと言ったはずなのに、世話をしない子どもと読むのに最適だと思う。

動物がどう感じているのか、それを幼い頃に知ることができたなら、優しくなれる。

誰かの痛みに気づける優しい子供になるんじゃないかと。

大人が読んだら、懐かしい頃を思い出して、きっと後悔することもあるけれど。

それでも、読んでよかったと思う作品。

 

人生いつどうなるのか分からないって気づく本

 

この本は、最初に見つかった男性の遺体と、犬の死体が出来るまでが書いてある。

妻と娘と一緒に順風満帆な家庭を築いていたお父さんが白骨化で見つかるまで。

 

 

これを詳しく書いてしまうと、ネタバレになるから書きませんが、人生って何が起こるかわかんない。

いい方にも、悪い方にも転がるし、突然、裏切られることもあるし。

だからというわけじゃないけれど、弱者に強く当たるのはやめようと決意しました。

 

まぁボク自身が定職にもついてない無職で、社会的に弱者の方に含まれる人間なのですが。

働いていないから、サボっている。

生活保護をもらっているから、人間としてクズだ。

体が不自由なら、街を出歩くな。

という過激な言葉を聞くこともあるけれど、明日は我が身だなと思っています。

 

仕事を頑張りすぎて、急に血管が切れて、麻痺が残ってしまうこともあるだろうし。

いつもと同じ生活をしていたら、突如、災難に遭うこともある。

それを「日頃の行いが悪い」なんて、笑う人もいるけど、それは違うよね。

人生何があるかわからない。

人生には、上り坂、下り坂、まさか、っていう3つの坂があるらしいから。

 

「まさか」ということが起きることは確率的には低いけれど、起こらないとは限らない。

どんなに地味に、地道に、愚直に生きていても、起こることは起こる。

 

 

あーなんか理不尽だな、人生って。

 

 

 

主人公が遺体となった彼と生前にあった人と話をしたとき

遺体の傍に、犬の死体があったと伝えたら

「きっと……それで、よかったんですね」

と言った、彼の言葉が好きでした。

 

これは、読んでもらわないと分からない感覚かもしれないけど。

ボクも「きっと、それで、よかったんですね」と思ったから。

 

 

人間、何があっても最後に、幸せに死ねたらいいよね。

なんてね。

 

 

良かったら、読んでみてください。

……今回、なんか全体的に文章が堅かったな、反省(。-`ω-)

 

 

ボクが読んだのは小説でしたが、原作はマンガなので、そちらのほうが分かりやすいかも。

原作は、村上たかしさんでした。

 

 


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